今回は、「小さい頃の読み聞かせ時間」について書いてみようということでしたね。
当時の私の理想は…
「毎晩、寝る前に絵本を1冊読むのが我が家の習慣でした。」といえるような子育て。
はい、でも私は違いました。
そんな毎晩なんてできなくて…
ただ、雨の日や自分が疲れて外に出るエネルギーがない日、
何にもしたくない日に、声に出して読んでいた…って感じです。
ちょっとメランコリックでしょうか(笑)
それを娘はきっと少し離れたところで聞いていたり、
その中で気になったら私の方によって来たりしてました。
特に、0歳1歳の…赤ちゃん期は。
(ハイハイして寄ってくる姿はかわいかったなぁ)
よく声に出して読んでいたのは、『しましまぐるぐる』のようないわゆる赤ちゃん絵本。

それと…
絵本ではないのですが、中学の音楽の授業で使った歌の本。
それをひらいて、思い出すままに、ぽつりぽつりと歌っていた日々。
赤ちゃんだった娘のそばで、歌のページをめくりながら。

本を読む、というより、
本を通して、
時間や、 自分の中の「表現するチカラ」を感じていたのかもしれません。
赤ちゃんと二人きりの日々は、
大人として自分を表現する機会が、ほとんどなかったから…。

この歌の本をめくって歌うことは、 「わたしには、自由がある」と思える瞬間だったんだと思います。
歌うと元気になりますしね!
本をめくって歌う…。
(ひめ風堂のえほんとおうたのベビーマッサージのうたの部分の原点だったりします)
当時、活字を読もうとしても字が上滑りしていたので、
『クーヨン』『tocotoco』とか好きな雑誌をぺらぺらとめくってました。
(写真を眺めていたのかも(笑))
これって、きっと「本(という形態のもの)」を楽しんでいる姿を見せていたのかな。
だんだん大きくなってきてからだと、
娘が「読んで~」と持ってきたら、極力そのお願いには応えるようにしてました。
夜のお布団の中なんかでも読んでいたかなと思います。
昼間でも夜寝る前でも。
娘が選んだ本を『今日はこれか~!』と思いながら、
正直ちょっと長いおはなしの時には、私が寝てしまって、
顔面に本を落としながら、
「ママ、寝ないで!」と何度身体を揺さぶられたことか…。
そんななので、「寝る前の儀式」にはなってませんでしたね。

こう書きだすと、
「読んであげた」というのは、はばかられるような…(笑)
やっぱり、「娘の衣食住」・「くうねるあそぶ」に、ただただ振り回されていたのかもしれません。
やっぱり、 ちゃんと読んであげられなかった気がします。
それでも、あの頃の私たちには、ちゃんと「本のある時間」があったとも思えます。
特別なことじゃなくても、
子どもって、日々の暮らしの繰り返されたことをちゃんと感じてくれているんですね。
次回は6月21日(土)に
【わが家に本はたくさんあるのか? 】といご質問におお答え出来たら…と思います。
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